完成しなかったネタ案を、ここに記して成仏させよう

デイリーポータルZに掲載予定の次回記事「存在しないことになっている水上スラムに行く」をもって、私のライター活動は休止となる。

 これは当初から(私の意向で)計画されていたことだ。いつか再開できたら嬉しいけれど、月1-2本のペースで原稿を書き上げる生活は、ひとまずは今月で区切りとなる。

 持てる力を出しきって、我が生涯に一片の悔いなし。そう言い切れたらカッコいいのだが、残念ながらそうではない。「準備不足などで完成に至らなかったネタ」がいくつかある。

 拙ブログについても、サラエボオフリドロンドンなどの旅行記を書けずじまいだった。それはもう放念するしかない。ここではデイリーポータルZ向けに考えていたネタ帳の中身を公開したい。「くだらないネタばっかりだな」と笑ってくれたら本望だ。


会計前の「つまみ食い」はどこまで許されるか

  • ジョージア旅行中に、商店でレジ前の行列に並んでいたお爺ちゃんが、やおらコーラを飲み干して、その空き缶をお会計していた。堂々としたふるまいだった。店員さんも、それを普通に受け入れていた。
  • そういえばウィーンのスーパーでも、ご婦人がレジに通す前にクロワッサンを齧ったりしていた。
  • こうした行為はどこまで許されるのか。クロワッサンの95%を食べたら怒られるのか。70%ではどうか。30%ではどうか。これを実験したい。レジ担当の人にインタビューもしてみたい。
  • イタリア、スペイン、インド、中国でも許されるのか。ロシア、ベラルーシ、アゼルバイジャン、カザフスタンではどうか。ブラジル、ボリビア、キューバではどうか。日本でも、大阪の一部エリアだったら許されるのではないか(※個人の意見です)。
  • 100ヵ国くらいで実験をして、色分けした地図を作ってみたらどうなるか。キリスト教、イスラム教、仏教などの影響はそこに見られるか。

<コメント>
 友人のSさん(かつて三賢人のひとりとして寄稿いただいた方)と痛飲していたとき、原型となるアイデアをいただいた。そのあとで別の知己に話してもウケがよく、これは比較文化論のテーマとしても発展しうるのではないか、などと妄想はふくらむばかりであった。
 このネタには難点がひとつある。「許されなかったケース」の実験結果として、現行犯逮捕の可能性があることだ。


環境音YouTubeで大儲けする

  • 「川のせせらぎ」みたいな環境音は大人気。YouTubeで数百万再生も珍しくない。
  • これに便乗してみたい。ウィーンの地の利を活かした環境音を集めよう。
  • ドナウ川が流れる音。ドナウ川の近くのワイン酒場のワイン瓶からワインが流れる音。ドナウ川の近くにあるごみ集積所のごみをごみ収集車が収集するときの音。ドナウ川の近くにある公衆便所でうんこを流す音。ドナウ川の近くの草原で吹く風の音。ドナウ川の近くに暮らす男性の口から発せられる風切り音。
  • このように多様な環境音をYouTubeに連続アップロードして、半年ほど放置してみたら、どれだけ再生数が伸びるのか。その広告収入はいかほどになるか。
  • 手はじめにジョージアで滝の音を収録したが、スマホのアプリを使ったので、なんだかテレビの「砂嵐」のような雑音になってしまった。まずは機材を買わねばならない……などと、音響技術の素人が試行錯誤する過程をストーリーとしてみせるのはどうか。

<コメント>
 これは完成の10歩手前くらいまで漸近していた。「2万円以下で最も性能のよい録音機」を質問して、音響のプロから薦められたローランドR-07を購入した。そして実際にノルウェー・トロムソで小川のせせらぎを、トーゴ・ロメでギニア湾のさざ波を録音した。
 こんな具合にあと4-5か所くらいで集音し、さらに「ドナウ川近く」のふざけたのを添えてYouTubeにアップロードしようと思っていた。けれどもコロナ禍で旅行が難しくなり、私自身も音源の編集技術に親しむ努力を後回しにしているうちに、結局は時間切れとなってしまったわけだ。
 そうして私の手元にはローランドR-07だけが残ったが、これはこれで会議や取材などの録音に役立っているのであった。


トビリシ植物園の滝にて、轟音を避けて少しだけ離れた地点で収録

トロムソの小川の流れを、そこだけ氷が融けていたスポットで収録

ロメの昼間のビーチにて、穏やかな大西洋の波の音を収録

  


ドナウ川の源流から河口まで船で行く

  • ドナウ川の源流(ドイツ)から河口(ルーマニア)までを船で移動する。
  • ただし、クルーズ船は使わないものとする(ブカレストからニュルンベルクまで約7,200ユーロ…!)。なるべく定期船を乗り継いで行く。貨物船に乗るのは難しそうだけど、何かうまい交渉チャネルはあるだろうか…?
  • ドナウ川が国境をまたぐ中間地点で犯罪が起きたらどうなるか。たとえば、セルビアとルーマニアのちょうど真ん中の水上ポイントで殺人事件が発生したら、どちらの警察の管轄となるのか。インタビューをしてみたい。

<コメント>
 これは友人のOさんから提案されたアイデア。調べてみると、移動を主目的とした定期船はあまりない(鉄道で充分なのだろう)。代案として、川沿いの道を自転車で行くのはどうか、でもそれはインパクトが薄いか、などと呻吟しているうちにコロナ騒動がはじまり、そのままお蔵入りとなってしまった。まあそれでよかったのかもしれないが。




電動スクーターで隣の国に行く

  • 欧米で人気のシェアライド式スクーターは、ウィーン市内でもよく見かける
  • これに乗って隣の国(スロバキア)まで行けないか。時速10㎞のロード・ムービー。
  • でも使用料が高そうだし、そもそも近距離移動を想定したスクーターで隣の国に行くのは規約違反かも。大手企業にかけあって、スポンサーになってくれないか打診するのも一案か。「日本市場への宣伝にもなる」などと言って。

<コメント>
 ウィーンからブラチスラバ(スロバキアの首都)へは、ドナウ川に沿った田舎の道が70kmほども続く。緑の広がる田園風景をスクーターが疾走する姿は、一枚の絵としても悪くないんじゃないか、と思いついた。
 デヴィッド・リンチの「ストレイト・ストーリー」は、お爺ちゃんが時速8kmの芝刈り機で旅をする映画だったけど、あのように抒情的な旅になるのか、もっとばかばかしい感じになるのか、こういうのは実際に走り出してみないとわからないのだろう。




自動追尾型のスーツケースで、手を使わずに外国にいけるか

  • 最近は旅行グッズにもイノベーションの波が来ている。たとえば、持ち主の外形を記憶して、歩くと後ろから追いかけてくる自動追尾型スーツケース。おもしろそうだ。
  • これをクラウドファンディングで買って(あるいは借りて)、スーツケースに一回も触らずに外国旅行はできるのか。実験してみたらどうなるだろうか。空港に向かう地下鉄のところでリタイアしてしまうか。
  • 外貌のよく似た別人物(双子の兄とか)が現れたら、そちらに向かって追尾してしまうのか。不逞の輩がシステムをハッキングして、持ち主ではなく泥棒を追尾させることはーー文字どおりの「手を汚さない犯罪」だーー可能なのか。開発者にインタビューしてみたい。

<コメント>
 スーツケース業界には珍奇なアイデアがたくさんある。洋服棚に変形できたり台車に変形できたりセグウェイのように乗って移動できたりベビーカーと一体化していたり車輪の形をしていたり、試してみたくなるものばかりである。
 こういう新製品を集めたエキスポがヨーロッパ各国で開催されていて、そのレポート記事もいつか書いてみたかったのだが、コロナ禍のために軒並み中止になってしまった。


 


日付変更線で反復横跳びをする

  • タイムマシンで時間旅行をするのは人類の夢だが、実現への道は遠い。
  • そのかわりに、日付変更線(キリバス、ツバル、トンガあたり)をまたぐ位置まで船を出して、そこで反復横跳びをすれば昨日と今日を自在に行き来できるのではないか。
  • 日付変更線まで行かずとも、午前0時の±1時間に時差の生じる二国間の境を反復横跳びすれば(例:リトアニアとポーランド)、同様の達成感が得られるのではないか。
  • 中国政府から北京時間を強制されている新疆ウイグル自治区は、隣国のキルギスと2時間の時差があるので、さらなる疑似タイムリープが可能になるのではないか。

<コメント>
 地球の自転に逆らって超スピードで移動したら、時差がどんどん繰り上がって、過去の世界に行けるのではないか。これは私が中学生の頃から抱えていた妄想である。あれから二十余年が経ったわけだが、時差という概念を、いまだに私は信用しきれないところがある。
 いまGoogle検索してみたら、「日付変更線で反復横跳びしたい!」というmixiコミュニティが存在していることがわかった。完全なるネタかぶりである。


今日のランチをウィトゲンシュタインに決めてもらう

  • ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインは、20世紀を代表するウィーン出身の哲学者。
  • 「論理哲学論考」は難解な代表作。ウィトゲンシュタインはこの本を書き終えたあとに「哲学の問題はすべて解決された」と自負したという。カッコいい。
  • 哲学の問題がすべて解決されたのなら、日常の些末な問題の解決にも応用しうるのではないか。「論理哲学論考」の各節をランダム表示するプログラム(botみたいなやつ)を作って、なんでも相談してみたらどうか。
  • たとえば、「今日のランチは何を食べようかな?」⇒「答:形式とは、構造の可能性である(2.033)」⇒「構造の可能性…? 構造とは、いくつかの要素を、有意義に組み合わせたものだったな…それはすなわち『定食』のことかな…? 定食の可能性とは? よくわからないけど、それを『起こり得ること』として解釈すれば、そのときにお店に行って起こり得る定食…? ということは…? あ、そうか、ウィトゲンシュタインは私に『日替わり定食』を注文せよと言っているのか…?」

<コメント>
 これは、2019年末に一時帰国したとき、デイリーポータルZ関係者の飲み会(私を囲む形で開催いただいた)で編集部の藤原さんと会話していたときに出てきたアイデア。
 当初の案は「キャバクラ嬢 vs. トルストイbot」というものだったが、どちらかといえば文意を捉えやすいトルストイの小説よりも、センテンス単位で難解な哲学者のほうが適しているのではないかと思い直した。
 そうしてさらに思い直せば、これは私よりも「『純粋理性批判』の体操をつくる」みたいにぶっ飛んだ記事をものする藤原さんのほうが適している企画なのではないか。そんな按配に、ネタ帳に記したまま長らくお蔵入りとなっていた。まあそれでよかったのかもしれないが。


「日替わり定食」お願いしまーす


「分」も「秒」もない時計で人生の豊かさを取り戻す

  • 1分1秒に追われがちな現代社会。たまには心を解放させたい。とはいえ、まったく時刻がわからないのも困るだろう。
  • 「分」も「秒」もなく、「時」だけを示す腕時計を作ってみよう。「4時1分」だろうが「4時59分」だろうが、シンプルに「4」とだけ示される時計だ。
  • これを身につけて一日を過ごしたらどうなるか。はじめは不安になるが、次第に慣れてくるのだろうか。人生の豊かさは取り戻せるか。

シンプルさを突き詰めた工作(付箋を貼るだけ)


<コメント>
 これは息子の宿題(いろんな時計を描いてみよう)から着想を得たもの。柱時計や砂時計と並んで、わが息子は「時」のみを表示する時計を発想しており、私の心は吸引された。
 こういうのはすぐに企画を実行して、さっと短いレポートを書くべきだったかもしれない。しかし私は、「散歩してたら公園とかの時計を見ちゃうよな」「パソコンにも時計あるよな」「でもずっと家のなかにいたら話が発展しないよな」などと、細かなことを考えてしまった。それがある意味では敗因だった。見る前に跳ぶべきであったのだ。




虚偽の学位をコンプリートする

  • 就学せずに学位をお金で買うことをディプロマミル(diploma mill)という。
  • 英語版Wikipediaによれば、数百もの機関がディプロマミルを発行している
  • これらをすべて買ったら、履歴書の迫力がとんでもないことになるのではないか。82の学士号、254の修士号、379の博士号。学歴王に、おれはなる!

<コメント>
 この企画の難点は、膨大な費用がかかること。そして反社会的行為であることだ。


皆で探そう、Googleフォトの「Happy」「Sad」

  • Googleフォトの検索機能は優秀である。たとえば「Happy」と打ち込むと、いかにもHappyな感じの写真を抽出してくれる。
  • ためしに私のアカウントで「Sad」と打ち込むと、
  • かつてキエフ旅行記のために撮影した、いかにもSadな写真が出てくるのだが、
  • このように関係性がよくわからないのも出てくる。そのズレをおもしろがるスタイル。(註:この写真の撮影場所は、サンクトペテルブルクのアレクサンドロフスキー庭園。「庭園」はロシア語で「сад」、英語表記だと「sad」となる)
  • ほかにも「Sleep」「Dance」「Baby」「Bus」「Dark」「Toilet」など、いろいろな検索ワードを試してみよう。
  • 友人を集めて、「誰の検索結果がいちばん真実に迫っているか」の対決をしてみよう。(例:「Sad」と検索して、もっとも哀しみの深い写真が出てくるのは誰か?)。それはある意味で、お互いの人生の蓄積をすべて机上にさらけ出す勝負でもある。

<コメント>
 これはもうそのまま記事にできたんじゃないか、と箇条書きを綴りながらいま気がついた。
 いやいや、もはや後ろは振り返るまい。こうやってネタ探しに頭を捻るのも、思えば幸福な時間であった。


「Mask」と打ち込んだらこれが出てきた

コメント

Taubenpost さんのコメント…
初めて投稿します。Satoru さんの記事はとても愛読していたので、お休みの報、悲しいです。再開をまっています。ご家族みなさん、お大切に。
ありがとうございました。
Satoru さんの投稿…
Taubenpostさん、ありがとうございます。私の幸運は、すばらしい読者に恵まれたことです。そうですね、不定期な形でも、またいつか再開できたら嬉しいですね…!
A さんの投稿…
いつも楽しみに拝見しておりました。
これから日本へご帰国となるとなかなか時間も取れないと思いますが、不定期でも続いてくれることを祈ってます。
引越し、待機、新しい環境への移行とこれからもネタには困らないかと。
ご家族のみなさまにも激変期に突入ですね。
くれぐれもお体に気をつけて。
たい夢 さんの投稿…
いつも楽しみに拝見していました。
元より終わりが決まっていた執筆ということは重々承知でしたが、とても寂しい気持ちです。
この暗い世界情勢の中でもSatoru様のブログを見て勇気付けられていました。

「バークレーと私」から「ウィーンと私と、旅する子どもたち」に続いたように、次回も執筆されるようであれば必ず拝見致します。

お体に気をつけて、ご自愛下さい。
Satoru さんの投稿…
Aさん、以前もコメントをいただいた方ですよね。改めて感謝です。

このブログの更新はあと1ヶ月以内には終わりますが、またどこかで何かを書く機会(&余裕)ができたら嬉しいですね。現時点では何とも言えませんが…。

いまはwillhaben(オーストリア版のメルカリみたいなサービス)で家具などを次々に売りさばいてます。寂しいような、それでいて爽快なような気持ちです。
Satoru さんの投稿…
たい夢さん、温かい言葉をありがとうございます。

この暗い国際情勢にあって、拙ブログをご覧になることで勇気づけられるとは、書き手の思いもよらない効用があられたようで嬉しいです。ここまでやってきた甲斐がありました。

そうそう、「バークレーと私」を終えて帰国したときは、「もうブログはやめよう。再開の予定も無し」と決意していたのですが、その数年後に覆ることになりました。今回はまた少し違う状況ですが、もし何か告知すべき事項があれば、このブログでお知らせすると思います。いずれにせよ、ご愛読いただいてありがとうございました!
SHIMAUMA さんの投稿…
私は東南アジアの各国を移動するのが日常という生活を送っていましたがコロナでそれも叶わなくなり,記事を遡って読んで気を紛らわせていました.コロナ禍に肯定的な評価を下すとすれば,Satoruさんの記事に出会えたことです.ありがとうございました.

ところで,日付変更線ではないですがアメリカ横断ウルトラクイズで時差を利用した企画をやってました.私はこの企画で国内に時差がある国があるということを知りました.
http://ultra-q.net/?p=2287#:~:text=%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%81%AF%E5%BA%83%E3%81%84%E5%9B%BD%E3%81%AA%E3%81%AE%E3%81%A7,%E5%90%8C%E3%81%98%E6%99%82%E9%96%93%E3%82%92%E4%BD%93%E9%A8%93%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%82%8B%E3%80%82
Satoru さんの投稿…
SHIMAUMAさん、ありがとうございます。「コロナ禍に肯定的な評価を下すとすれば,Satoruさんの記事に出会えたこと」なんて、さすがに大げさすぎませんか…? 東南アジアはコロナ対策の優良事例が多いように見受けます。旅行のできる日常が戻るのを私も願っています。

アメリカ横断ウルトラクイズの時差企画は知りませんでした。おもしろいです。私がハワイの研究所にインターンしていたとき、本土との時差が3時間ほどあるから(電話対応などで)皆が早く職場に来て、そして早く帰る習慣があったのが印象的でした。時差が人々の暮らしを健全にしている、というか。
Ryuichi さんの投稿…
いつも楽しく読ませて頂いておりました。
赤瀬川原平のトマソンを思わせる「違和感を面白がれる力」、それを言語化する努力と能力、いつもいつも感心していました。また、子育て、通常業務に加えてのブログだったので大変だったと思います。ご苦労様でした。他のコメントにもありますが、「東京と私と、・・・」期待しています!ありがとうございました。
Satoru さんの投稿…
Ryuichiさん、ありがとうございます。そうですね、赤瀬川原平さんのような視点で世界を切り取ることができたらな、とは私もしばしば思うことです。(その意味でデイリーポータルZには天賦の才あるライターが数多くいますが)

「東京と私」はおそらく実現しませんが、「ウィーンと私」にこれだけ良質な読み手がついてくれたことは、私の人生における(サンプル数の少ない)僥倖であったと思います。
ken さんの投稿…
Satoru様

初めまして。
偶然に感謝してます。
何とググったのか判らないのですが、Satoruさんのブログに辿り着いた、願わくば同い年(1981年4月12日生まれ)です。
オーストラリア在住14年目、この国らしい超保守的な政策下で、もう心が折れそうになっていましたが、ウィーンのロックダウンの様子を隣人の距離で拝読し、勇気をいただきました。
クイーンズランド州はActive Case 3、新規感染者数週間ゼロ、それでも州境は閉鎖、いわんや国境オープンはワクチンが完成してからとか。
7月にご帰国とのこと、羨ましいです。オーストラリアは永住権保持者の出国は認めない、親が死んだ、日本で手術が必要、それがどうしたやる気満々です。
いつか、オフ会とか企画していただけたら、ぜひ、参加させてください。幾らでも出します!
satoruさんのブログが、ヨーロッパの裏側、ケアンズで、ものすごい威力を発揮していることをどうしてもお伝えしたくて書かせていただきました。こういうの、書き込みしたことないのですが、下心を含意してハーフ&ハーフですw。
ありがとうございます。

KEN@Cairns in Australia

Satoru さんの投稿…
KENさん、豪州から温かいコメントありがとうございます。「No kangaroo in Austria」と書かれたTシャツがウィーンのお土産屋さんに売ってますが、まさか豪州の読者に響いているとは思わなかった。光栄です。

ケアンズには13年前に奥さんと行きました。海に面した見晴らしのよいレストランで、クロコダイルのソーセージを食べた記憶があります。おいしかったな。

いま豪州に留学中の知人もいて、Zoom飲み会でコロナ対策の状況を聞きましたが、なるほど永住権保持者だと扱いがまったく異なるのですね。これはきつそうだ。うまく気晴らしをして、サバイブされることを祈っております。

オフ会はやりませんが、読者の方からのメールで、「そちらに行くのでお会いしませんか」と持ちかけられることはあります。(どなたの誘いも受けるわけではありませんが、)そうやってお会いした方から話を伺っていると、これまでの人生では無かった新たな視座を得られることが多いです。