おわりに
「ウィーンと私と、旅する子どもたち」は、37歳(2020年8月現在)の平凡な日本人男性が、オーストリア・ウィーンでの暮らしと、いろいろな国を旅した記録を綴ったものです。
私が日本に帰国できたので、最初に宣言したとおり、このブログはここで終わります。
このブログをはじめてお読みになる方へ。
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これまでご愛読くださった方へ。
まさかこんなにも多くの、良質で、そして熱心な読み手を得ることになろうとは。思ってもみないことでした。
私という人間はくだらない人間であるけれど、私の書くものは、ひょっとしたら少しは価値があるのかもしれない……と、幸福な錯覚に浸ることができました。
幸福な錯覚とともに、このブログを終えることができました。
ありがとうございました。
2020年8月9日 東京都港区新橋にて
コメント
いつかきっと在外勤務もあると思うので再開を期待しております。そのころにはコロナウイルスも沈静化しているという期待も込めて。
更新を楽しみにフォローさせていただきました。
旅好きには役立つ(私にはハードルが高すぎる場所も含め)情報としても、読み物としても楽しませていただきました。
ちょうど自由な旅行のできる最後の時期に満喫されて良かったですね。
これからはどのような時代になるかわかりませんが、また別の形でもお会いできるのを楽しみにしています。
ヨーロッパから東京へと環境の変化はいろいろ大変かと思いますが、ご家族のみなさまもご自愛くださいませ。
少し寂しいですが、これからの生活が素晴らしいものになるようお祈りしています!
Aさん、たしかにアフリカ行きなどはコロナ直前のタイミングで、運が良かったと言えるかもしれません。拙文ではわりに一貫して「読み物 > 情報」の優先度でやってきましたが、どちらの文脈でも楽しんでいただけたなら最上です。本当に感謝です。東京での暮らしも満喫しております。
勝手に自分の思想に似通ったものを感じて、共感しながら読んでいました
独特の言い回しと、絶妙な単語のチョイスが好きでした
書くことは速度でしかなかった。追い抜かれたものだけが、紙の上に存在した。
読むことは悔悟でしかなかった。王国はまだまだ遠いのだ。-寺山修司「事物のフォークロア」
お元気で。
P.S.
「新橋と私と、旅する子どもたち」のブログ開設を楽しみにしています。
「苦しみは変わらない、変わるのは希望だけだ」とマルローの言葉をよく寺山修司が引いていたのを懐かしく思い出しました。